2017年10月21日 本紙掲載
10月 21

アニメ映画のキャラクターの衣装で、英単語を教えるホープ・ベリーさん

 六ケ所村は村内の保育所やこども園に、外国語指導助手(ALT)を派遣する事業に取り組んでいる。今年4月から担当する米メーン州出身のホープ・ベリーさん(23)の授業は、ベリーさんがアニメキャラクターの衣装を着用するなど子どもたちに大人気。「子どもが家で英語を口ずさむようになった」と、保護者からも好評を得ている。

 村は昨年、幼い年齢から英語に触れてもらい、国際的に活躍できる人材を育成しようとこの事業を始めた。

 ベリーさんは毎回、自分で製作した衣装で授業を行う。13日の泊第二保育所では、徹夜で作ったというアニメ映画のキャラクターの衣装で現れ、子どもたちが歓声を上げていた。また、大学で美術を学んだ経験を生かし、自身で描いたイラストを使って授業。アルファベットから、火山(volcano)などの比較的難しい英単語を本場の発音で紹介した。

 同保育所に通う中村胡音(こと)ちゃん(5)は「歌ったり踊ったりするのも楽しい。英語も分かりやすい」と笑顔で話した。

 ベリーさんは「子どもたちは、4月には分からなかった自分の年齢の伝え方まで学習できている」と手応えを感じている様子。「小さい時から教えれば早く上達できる」と事業の意義を強調した。

2017年10月8日 本紙掲載
10月 08

野辺地ならではの料理を味わう参加者

 野辺地町に伝わる伝統料理が味わえるイベント「郷土の味を楽しむ会」(町観光協会主催)が7日、町中央公民館で開かれ、参加した人たちが、上方との北前船交易を通じてもたらされ、京風の食文化の影響を強く受けた料理の数々に舌鼓を打った。

 イベントは、かつて豪商たちが食べていたという料理を再現する試みとして1978年に始まり、今回が37回目。この日は町内のほか、青森市や八戸市、十和田市などから約80人が集まった。

 「茶がゆ」「けいらん」「寄せ豆腐」「豆腐の磯べ揚げ」など11品のメニューを用意。茶がゆは町の特産品として栽培されているお茶「カワラケツメイ」を使用。けいらんはあんこ入りの白玉団子を浮かべた汁物で、共に野辺地を代表する味として親しまれている。豆腐を使った品は、精進料理の影響も受けているという。

 会場では祗園囃子(ぎおんばやし)の演奏も行われ、参加者たちは優雅な音色に耳を傾けながら料理を楽しんでいた。

 昨年食べた料理が気に入り、今年も参加したという同町の三浦トシさん(73)は「茶がゆがおいしかった。家ではなかなか作ることがないので、今日は食べられてうれしい。野辺地らしい味を楽しめた」と笑顔を見せていた。

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