2017年9月9日 本紙掲載
9月 09

元気いっぱいに校庭の「走り初め」をする野田中生徒

 東日本大震災の被災者向けに仮設住宅団地が整備された校庭の復旧工事が完了したことを受け、野田村立野田中(菊地理校長)は6日、現地で使用再開式を行った。土を入れ替え、きれいに整地された校庭で、全校生徒96人は「走り初め」と「野田中ソーラン」を披露。地域住民が見守る中、約6年半ぶりに生徒の歓声が響き渡った。

 校庭には2011年5月に128戸の仮設住宅が整備された。津波で住宅を失った被災者が、最大で112戸に320人が居住。このため、同校は校舎前のテニスコートを暫定的な校庭として利用し、部活動は村の施設を活用していた。

 使用再開式で菊地校長は「校庭の整備には多くの関係者による尽力と復興の願いがあった。感謝の気持ちを持って大切に使い、新たな歴史をつくってほしい」とあいさつした。

 生徒会長の三上京史(けいじ)さん=3年=は「仮設住宅から新しい住宅に移り住むことは復興が進んでいる証し。全校生徒でこの校庭に立つことができてうれしい」と喜びを語った。

 続いて全校生徒が手をつなぎ、校庭の「走り初め」を実施。元気いっぱいに「野田中ソーラン」を踊り、“新しい校庭”の船出に花を添えた。

 村は10月1日、恒例の村民大運動会を野田中の校庭で開催する。

2017年8月22日 本紙掲載
8月 22

毎年テーマに沿って制作され、ガタゴンまつりを盛り上げた山車の運行

 第24回ガタゴンまつりが20日、久慈市山形町の川井商店街で行われた。手作りの山車やみこしの運行、ナニャドヤラ流し踊りのパレード、多彩なステージイベントで盛り上がった。

 イベントは、久慈商工会議所などで構成する実行委員会が主催し、毎年開催。

 祭りの由来となったガタゴンとは、1992年に同地区で足跡が発見された未確認生物だ。地元関係者が毎年、テーマに沿って山車を制作。昨年は、鳳凰(ほうおう)に抱かれているガタゴンの前に、伝説の闘牛王が突如現れた―との内容だった。

 今年は、その2匹の幻獣は壮絶な闘いを繰り広げたが引き分けに。気が付くとガタゴンの姿はなくなり、卵を持った鬼が登場した―との展開となった。

 山車運行には地元の子どもたちに加え、同市山形町出身の二十山親方(元小結栃乃花)が所属する大相撲の春日野部屋の若手力士も参加し、練り歩いた。

 ガタゴン広場ではソーラン節や郷土芸能の披露、歌謡ショー、懸賞付き盆踊り大会などを開催。来場者が夏の終わりをかみしめながら、イベントを楽しんでいた。

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