2017年8月30日 本紙掲載
8月 30

笑顔で給食を食べる児童たち

 軽米町立軽米小(高橋広明校長)で29日、学校給食のメニューを地元食材で提供する「オール軽米産給食交流会」が開かれた。子どもたちは生産者らと一緒に、黒毛和牛や野菜などがふんだんに使われた給食を味わい、地元の農業に理解を深めた。

 町内の農業振興と地産地消の推進を目的に毎年開催。野菜はJA新岩手農協が提供し、牛肉は今月14日に同町笹渡地区で開かれた牛肉を味わうイベント「モーモーフェスティバル」で町が購入した。

 この日の献立は、サルナシのジャムパン、黒毛和牛のステーキ、アワ入りのミネストローネ、キャベツやキュウリの夏野菜サラダ、牛乳、ブルーベリーのゼリーで、町内の小中高全校で同じ給食が出された。

 この日、同校で開かれた交流会には、5年生47人が参加。山本賢一町長や生産者ら関係者と一緒にテーブルを囲み、この日だけの“スペシャルメニュー”を笑顔で味わった。その後、生産者らによる食材の説明も行われた。

 児童を代表して、工藤瑛士君と大村実●(●は草冠に來=みらい)さんは「地元のおいしい食材がどうやってできているかも勉強でき、これからもしっかりと食べていきたいと思った」と感想を述べた。

2017年7月29日 本紙掲載
7月 29

会場を熱狂の渦に巻き込んだ世界的なジャズピアニストのデビッド・マシューズさん(中央)

 2014年から約2年半にわたって八戸市に活動の拠点を置いていた世界的ジャズピアニストのデビッド・マシューズさんのライブが26日、九戸村の街の駅「まさざね館」脇にある築120年の米蔵で開かれた。和と洋が織りなすモダンな雰囲気の中、来場者はマシューズさんが紡ぐ音に酔いしれ、会場は熱狂の渦に包まれた。

村商工会青年部を中心とした実行委員会が主催。今回のライブを新たな地域おこしのきっかけと捉え、「村を代表する江刺家神楽のニューヨーク公演」を将来的な目標に置く。その第一歩として、神楽を継承する県立伊保内高郷土芸能委員会に出演をオファー。地元産の杉やミズキを使った座席や照明を作るなど、会場設営などの準備を進めてきた。

この日は、村民ら約150人が来場した。高校生たちの見事な演舞で幕開けした後、マシューズさんは、ジャズ愛好家による八戸ジャズ楽団と共にステージに登場。オリジナル曲に加え、ジャズにアレンジした曲を奏で、来場者は割れんばかりの拍手と歓声を送った。

アンコールでは、郷土芸能委の演舞に合わせて、マシューズさんが即興で演奏。終了後は、生徒たちがマシューズさんに「ニューヨークに連れてって」と英語で呼び掛けるなど、大いに盛り上がった。

また、会場前の広場では「夕焼け市」を開催。さまざまな露店が並び、終演後は村民らが盆踊り「なにゃとやら」を楽しみ、にぎやかに締めくくった。

夫婦で訪れた村田勝義さん(71)は「九戸で本物のジャズを聴けてうれしい。やっぱりライブは別物だね」とご満悦の様子だった。

本ウェブページ掲載の記事、写真、図表などの無断転載を禁止します。また、著作権はデーリー東北新聞社またはその情報提供者に所属します