2017年6月26日 本紙掲載
6月 26

久慈平岳山開きで行われた馬の登坂行列

 洋野町と軽米町にまたがる久慈平岳(標高706メートル)が25日、山開きした。恒例となっている馬の登坂行列や芸能交流祭などの多彩な催しが繰り広げられ、町内外から訪れた多くの人でにぎわった。

 馬の守護神をまつった山頂近くの久慈平神社前では、安全祈願の神事を行った。続いて、参拝馬が山頂広場まで列を成して登り、観客が迫力ある馬の姿を写真に収めていた。

 山頂広場では、福餅まきや芸能交流祭、地元の特産品を販売する「久慈平市」を開催。同町のアグリパークおおさわから出発する登山会、森林愛護少年団による巣箱の設置も行われ、子どもから大人まで多くの人が豊かな自然を満喫した。

 洋野町立向田小4年の川原永遠(とうわ)君は「巣箱を付けたのが楽しかった。鳥が来てくれればいいな」と話していた。

2017年4月9日 本紙掲載
4月 09

馬のいななきと威勢の良い掛け声が響いた1歳馬競り市場

 岩手県北地方を代表する春の風物詩「1歳馬競り市場」が8日、軽米町の軽米家畜市場で開かれた。馬の勇ましいいななきと威勢の良い掛け声が響き、場内は活気に満ちていた。

 九戸畜産農協(久慈匡弘組合長)が主催し、今回で66回目。軽米町や久慈市の1歳馬に加え、県内外の2歳以上馬やポニーなど約70頭が上場された。

 競りは、参加者が札を上げて入札する昔ながらの「手競り」。良質な馬を競り落とそうと、全国各地から集まった事業者たちは、われ先にと次々と落札した。

 競り市に先立ち、1歳馬共進会を開催。地元の畜産農家が手塩にかけて育てた9頭が参加し、体形や歩き方などが審査された。結果、細谷地安美さん(軽米町)の日本ばん系種の雌「花姫」が1等賞に輝いた。

 久慈組合長は「東日本大震災後では、最も馬の上場が多い年となった。今後も伝統ある市場を守っていきたい」と述べた。

 また、この日は久慈市の久慈馬検場に長年設置されていた「馬魂碑」の移設入魂式も開催。関係者たちは馬への慰霊と感謝を胸に、さらなる馬産業の振興へ向けて決意を新たにした。

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