2017年6月17日 本紙掲載
6月 17

野辺地の伝統料理を味わう参加者

 野辺地町の伝統料理を味わうツアー「行在所(あんざいしょ)と野辺地の食彩」(主催・野辺地町文化財を守る会)が14日、同町の国登録有形文化財に登録されている行在所で行われ、参加者が上方文化の影響を受けた「茶がゆ」や「けいらん」などの郷土料理に舌鼓を打った。

 この日は町内と青森市内から15人が参加。ツアーでは、町に伝わる民話や昔話を解説するボランティアガイドの案内で、常夜燈や烏帽子(えぼし)岳などの史跡を巡った。

 昼食会場の行在所では、多彩な郷土料理をお膳で提供。茶がゆやけいらん、精進料理から発展した「寄せ豆腐」など、町を代表する味覚がずらりと並んだ。伝統料理以外にも、町特産のホタテは塩焼きで、コカブはおしんことして提供され、参加した人たちは日本庭園を眺めながら、優雅な気分で楽しい食事の時間を過ごした。

 同町助佐小路の安村キクさん(78)は、懐かしい味に魅了され、昨年に引き続いての参加。「会場の雰囲気もよく、料理が一層おいしく感じられて幸せ」と笑顔を見せていた。

2017年6月17日 本紙掲載
6月 17

会見で展示作品についての思いを語る横尾忠則さん

 十和田市現代美術館で17日から、世界的に活躍する画家横尾忠則さんの企画展「十和田ロマン展 POP IT ALL」が始まるのを前に、横尾さんの会見と関係者への内覧が16日、同館で行われた。代表的テーマ「瀧(たき)」シリーズの大作や光画、立体作品に加え、十和田をモチーフに描いた新作絵画など約30点が展示される。9月24日まで。

 「瀧」シリーズでは、さまざまな様式を駆使した大作の絵画や、電照の仕掛けを絵に組み込み、光の動きで水が流れるように見える幻想的な作品が会場に並んでいる。

 新作絵画の「TOWADA ROMAN」は、同市をイメージし本展に合わせて制作したもので、十和田湖の象徴である乙女の像や、奥入瀬渓流、市街地のY字路、馬などを描いている。

 他に、女性の顔の上に石や鍵などを重ねた不思議な絵画シリーズや、旅先で描いた猫の絵画、モーツァルトと弥勒菩薩(みろくぼさつ)を合体させた立体作品も目を引く。

 会見で横尾さんは、「瀧」シリーズについて「世界中の瀧の写真などを1万2千点ほど集め、絵になりそうなものを選んで合成しながら制作した」と説明。

 「僕の作品は、いろいろな秘密や不可解なものが描き込まれているのが一つの特徴」とし、「TOWADA ROMAN」でも自身の生年月日や名前の横尾(4・5・0)の数字をばらばらに描いた―と明かした。

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