2017年8月18日 本紙掲載
8月 18

旧古間木駅に使われた木材の保存・活用に向け調査する関係者

 三沢市のまちづくり団体「青森プラスデザインプロジェクト」(小笠原彩子代表)は今月から、改築のため解体される青い森鉄道三沢駅の旧古間木駅舎に使われたシラカバなどの建材を保存する活動に着手した。小笠原代表は「先人の思いを次世代に伝えたい」と抱負を語る。

 三沢駅は「国鉄古間木駅」として1894年に開業し市制施行から3年後の1961年、現在の名称となった。旧駅舎は34年に建設。シラカバ材を使った山小屋風の外観で、「白樺(しらかば)の駅」とも呼ばれた。

 87年に現駅舎が完成した後も旧駅舎は改修を重ね活用され、2017年7月までは「青い森たびショップ三沢」が入居していた。

 小笠原代表が5日に駅前を通り掛かった際、旧駅舎の壁以外の部分が解体されているのを発見。市や青森県の担当者に相談した結果、希望した部位を提供してもらう協力を取り付けた。

 17日には協力者の鈴木建設工業の花田仁社長(62)ら関係者と、上りホーム南端に隣接している外壁や梁(はり)、柱などを視察し、保管する建材の目星を付けた。

 21日から解体工事が始まるが、小笠原代表はまず建材を一時保管し、今後の活用を検討する方針だ。改修を重ねた結果、シラカバ以外の建材も交じっているとみられるが「できるだけ当時の様子を残そうという意図を感じる」と小笠原代表は指摘。県の青い森鉄道対策室の大山健総括主幹(54)は「三沢駅には国鉄時代からの変遷の歴史がある。残してもらえるのはありがたい」と話している。

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