11月 03
洋野町種市の宿戸漁港で2日、今季初の漁となるアワビの「口開け」が行われ、ハマは活気にあふれた。
岩手県では1日に漁が解禁されたが、天候不良のため、多くの漁港で2日が初日となった。
種市南漁協宿戸実行部会(吹切信夫部会長)のダイバー49人は午前8時ごろから素潜りを開始し、約2時間の漁を終えて午前10時過ぎに漁港に戻って来た。この日は約1100キロが水揚げされ、県内の業者に出荷された。吹切部会長は「今年のウニ漁は不調でアワビも心配していたが、エサ不足の割にはヤセ貝も昨年より少なく、まずまずだ」と笑顔を見せた。
県漁連によると、10月の事前入札で決まった種市地区産アワビの平均取引価格(10キロ当たり、11月)は7万8811円。前年同期比約7%増となっている。