2017年11月14日 本紙掲載
11月 14

完成した絵本を本棚に並べる子どもたちと森田詩緒里さん(右)

 久慈港の利用促進やにぎわい創出に向け、イメージアップに取り組む岩手大(岩渕明学長)は11日、久慈市で学生立案の企画である同港に関する絵本作りを行い、参加した親子14人がオリジナルの絵本3冊を完成させた。同大は市内5カ所に「本のみなと」として本棚を設置。絵本が読めるだけでなく、配置したその他の本を〝物々交換〟できるようにし、市民の関心を高めてもらいたい考えだ。

 同大は「地域課題解決プログラム」として、岩手県内の自治体などからそれぞれが抱える課題を募集。学内公募で担当教員を募り、その研究室の学生が研究に取り組んでいる。

 企画は、同大大学院総合科学研究科修士1年の森田詩緒里さん(22)=盛岡市出身=が立案。2016年度はカプセル自動販売機を活用したクイズやポスター製作を手掛けており、今回で三つ目の企画となる。

 この日は絵本の題材の参考とするため、久慈地下水族科学館「もぐらんぴあ」を見学した後、同港周辺を散策。市文化会館・アンバーホールで絵本作りの作業に取り掛かった。

 市内5カ所に「本のみなと」 絵本はカラフルな色使いで、久慈の魚やもぐらんぴあのキャラクターなどが登場。参加した市立宇部小3年の滝澤光来(きらら)さん(8)は「みんなで絵本を作って楽しかった。多くの人に見てほしい」と話した。

 絵本を配置する本棚は、もぐらんぴあなどに設置する予定。本棚に並ぶ絵本以外の本は、利用者が本を1冊提供すれば、1冊持ち帰ることができる仕組みとなっている。

 森田さんは「多くの人を巻き込んで久慈港に関心を持ってもらいたい」とアピールしている。

本ウェブページ掲載の記事、写真、図表などの無断転載を禁止します。また、著作権はデーリー東北新聞社またはその情報提供者に所属します