2016年11月16日 本紙掲載
11月 16

一王寺、田面木両遺跡や聖寿寺館跡の出土品などを紹介した調査報告会

 八戸市埋蔵文化財センター是川縄文館は12日、同所で2016年度の遺跡調査報告会を開いた。一王寺、田面木両遺跡の出土品の展示や発掘担当者による成果発表が行われ、訪れた市民らが縄文時代の人々の生活などに思いをはせた。

 市内には489カ所の遺跡があり、本年度は49カ所を調査。このうち2カ所を取り上げた。

 是川地区の一王寺遺跡は、縄文時代前期から中期(約6千~4千年前)の集落跡。1957年の国史跡指定以来、ほとんど調査が行われておらず、過去の文献などから貝塚跡を特定し、発掘を行った。

 展示室の一王寺遺跡のコーナーには、土器や土偶、石器、動物の骨が並んだ。

 イルカやマグロ、サメ類など魚介類の化石は古い地層で目立ち、年代が進むにつれニホンジカやイノシシなど陸地の動物の骨も見られるようになるという。

 今回の報告会では南部町教委の担当者を招き、15~16世紀としては東北最大の城館の主殿跡が見つかった同町の聖寿寺館跡についても紹介した。

Comments are closed.

本ウェブページ掲載の記事、写真、図表などの無断転載を禁止します。また、著作権はデーリー東北新聞社またはその情報提供者に所属します