12月 18
青森県立七戸高(佐々木孝之校長)の文芸部部員6人が、このほど行われた全国公募の俳句コンクールで上位入賞を果たし、喜びに沸いている。
3句一組で応募する第19回神奈川大学全国高校生俳句大会(応募総数1万1465通)で、2年長澤魁斗(かいと)さんが、学校生活での人間関係で感じたことを詠んだ、「五月闇心の闇を隠しけり」などで最優秀賞を獲得。「自分の句が選ばれるとは思っていなかった。卒業までに、自分にしか作れない作品を作っていきたい」と意気込む。
さらに3年澤居朋(とも)さん、2年蛯名愛海(あみ)さん、2年吹切彰太さんが入選。団体賞では優秀賞に選ばれた。
第31回全国高校文芸コンクール俳句部門(応募総数1万6917通)では、2年小泉翔太郎さんが、七戸の商店街を歩いていた時に思いついた「鰯(いわし)雲看板多き商店街」で優秀賞。「全国での入賞は初めてで驚いている。来年も上位入賞したい」と笑顔を見せた。
2年仁和玲於那(れおな)さんは「一斉に口になりたる燕(つばめ)の子」で優良賞に輝き、「俳句には苦手意識があるが、受賞を糧にちゃんとした句を作っていきたい」と飛躍を誓った。