2017年1月16日 本紙掲載
1月 16

杉の葉に火を放ち、立ち上がる煙の方角を見守る地域住民たち

 二戸市仁左平の大段公民館(佐藤純館長)は15日、杉の葉を燃やし、煙の流れる方向でその年の作柄を占う伝統行事「山の神ゆぶし」を、同公民館近くの小山で行った。地域住民たちは、立ち上がる煙を眺めながら、今年一年の五穀豊穣(ほうじょう)や家内安全を祈願した。

 山の神ゆぶしは、江戸時代から行われていたとされる小正月の恒例行事。煙が北の方角に流れると、その年は豊作になると伝えられている。長らく途絶えていたが、2011年に復活を果たした。

 この日は、地域住民ら約30人が参加した。山神様を祭る石碑を拝んだ後、積み重ねた杉の葉に点火。もくもくと立ち上った煙は徐々に北の方角へ流れ、今年の作柄は豊作という結果となった。

 その後、公民館では小正月を祝う会が開かれ、この日作ったみずき団子飾りが会場を彩る中、煮しめや天ぷら、餅などを味わった。

 佐藤館長は「古くからの伝統行事を守るために、これからも地域住民と協力して続けていきたい」と話した。

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