2017年2月16日 本紙掲載
2月 16

勇壮な摺りを奉納する百石えんぶりの太夫

 おいらせ町の伝統芸能「百石えんぶり」が15日、開幕した。3日間の日程で町内を回る。初日は同町上明堂の八幡宮で勇壮な摺(す)りを奉納し、多くの観衆に春の気配を感じさせた。

 百石えんぶりは上北郡内唯一のえんぶり組で、200年近い歴史を持つ。五戸通りどうさいえんぶりの流れをくみ、手で烏帽子(えぼし)を押さえずに激しく振るのが特徴。

 八幡宮の境内には100人超の観衆が集まった。社殿の前に登場した太夫は、鳴子を持ち、頭を地面近くまで下げて振る迫力の摺りを披露。舞子もかわいらしい竹の子舞や松の舞を踊り、見る人の笑みを誘った。

 同町の主婦千葉カヲルさん(72)は「摺りを見ると春を感じる」と笑顔。

 小学生の頃から太夫を務める八戸工大一高1年、竹中翔さん(16)は「美しい摺りを全力で披露したい」と力を込めた。

16日は町役場分庁舎周辺で門付け。最終日の17日は八戸えんぶりの一斉摺りに参加する。

Comments are closed.

本ウェブページ掲載の記事、写真、図表などの無断転載を禁止します。また、著作権はデーリー東北新聞社またはその情報提供者に所属します