2017年3月2日 本紙掲載
3月 02

樹木のパルプなどを枠に流し込み、はがき作りに挑戦する子どもたち

 三菱製紙(鈴木邦夫社長)は2月25日、八戸市立多賀台小(八戸邦彦校長)で「森の循環と森のめぐみの活用」をテーマにした出前教室を開いた。同社の八戸工場を含む17人の社員らが5年生23人に、紙すきや講演を通し、自然の仕組みや大切さを伝えた。

 同教室は、自然や資源を身近に感じ、環境を守るために必要なことを考えてほしい―と全国で実施。青森県では初めての開催。

 この日は社員らが「木を切るのは悪いことですか?」と問い掛け、伐採と自然環境の両立について授業。伐採する前に必ず、木を植え森を育てていることに触れ「成長量以上木を切らなければ、自然に良い影響も多くある。だからこそ普段から紙などを大切にしてほしい」と呼び掛けた。

 その後、子どもたちは紙すきを通し、広葉樹と針葉樹、2種類のはがき作りに挑戦。樹木のパルプや水などを混ぜ、はがき型の枠に流し込み、手で押したり踏んだりして水を搾り、アイロンで乾かし、完成させた。

 児童たちは出来上がった2種類のはがきを触り、広葉樹製は表面が滑らか、針葉樹は破れにくく丈夫で「全く違う」と感嘆。特性を生かし、社員らが前者はノートに、後者は新聞紙などに使っていると教えた。

 大澤煌生(こうき)君(11)は「大切な自然の恵みを、これからは無駄遣いしないようにしたい」と話していた。

Comments are closed.

本ウェブページ掲載の記事、写真、図表などの無断転載を禁止します。また、著作権はデーリー東北新聞社またはその情報提供者に所属します