2017年3月13日 本紙掲載
3月 13

後輩ら(左奥)の前で、本間孝浩校長(右)から卒業証書を堂々と受け取る内城沙結希さん

 本年度で閉校する東北唯一の組合立学校、八戸市階上町組合立田代小中(本間孝浩校長)で12日、最後の卒業式が行われ、小6の沼沢夏凜(かりん)さん(12)と中3の内城沙結希(さゆき)さん(15)が、在校生や教師、保護者ら約60人の見守る中、思い出の詰まった校舎を巣立った。

 2人は来場者の拍手を浴びながら入場。寂しさとりりしさが交ざった表情で、本間校長から卒業証書を受け取った。

 その後、本間校長は「昨年までは式で、卒業後も後輩に会いに来てと伝えたが、今年はそれができず悔しい。だが、みんなの母校であることは変わらない。誇りを持って」とエールを送った。

 「門出のことば」で、沼沢さんは階上岳登山などの行事を振り返り「1人じゃ心が折れることも、周りの支えで乗り越えられると知った」と感謝を表明。内城さんは9年間を「同級生がいなくて不安もあったが、生徒や先生と真剣に向き合い楽しかった」と振り返った。

 最後の校歌を歌い終えると、出席者は涙を流しながら2人を拍手で見送った。卒業式には元担任教諭らの姿も。2人をそれぞれ小3の時に受け持った八戸市立下長小の三浦久美子教諭は「少ない人数だからこそ、友達や協力の大切さを強く学べたはず。2人の今後が楽しみ」とほほ笑んだ。

 卒業式の後、校旗返納式が行われた。

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