2017年4月9日 本紙掲載
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馬のいななきと威勢の良い掛け声が響いた1歳馬競り市場

 岩手県北地方を代表する春の風物詩「1歳馬競り市場」が8日、軽米町の軽米家畜市場で開かれた。馬の勇ましいいななきと威勢の良い掛け声が響き、場内は活気に満ちていた。

 九戸畜産農協(久慈匡弘組合長)が主催し、今回で66回目。軽米町や久慈市の1歳馬に加え、県内外の2歳以上馬やポニーなど約70頭が上場された。

 競りは、参加者が札を上げて入札する昔ながらの「手競り」。良質な馬を競り落とそうと、全国各地から集まった事業者たちは、われ先にと次々と落札した。

 競り市に先立ち、1歳馬共進会を開催。地元の畜産農家が手塩にかけて育てた9頭が参加し、体形や歩き方などが審査された。結果、細谷地安美さん(軽米町)の日本ばん系種の雌「花姫」が1等賞に輝いた。

 久慈組合長は「東日本大震災後では、最も馬の上場が多い年となった。今後も伝統ある市場を守っていきたい」と述べた。

 また、この日は久慈市の久慈馬検場に長年設置されていた「馬魂碑」の移設入魂式も開催。関係者たちは馬への慰霊と感謝を胸に、さらなる馬産業の振興へ向けて決意を新たにした。

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