2017年5月25日 本紙掲載
5月 25

道路工事に伴い伐採が決まった長根公園のソメイヨシノ=24日

 八戸市内の桜の名所として知られる長根公園で、屋内スケート場の整備に伴う道路工事により、市道沿いのソメイヨシノの木が一部伐採されることが24日、市への取材で分かった。6月下旬の伐採予定で、対象の木に看板が掛けられている。老齢化し倒木の恐れがあるためだが、長年親しんできた並木の光景が変わることに、さみしさを感じる市民もいる。

伐採される桜は、更上閣前交差点と長根リンク前交差点間の市道長根線沿いにある9本。

 市道路建設課によると、道路工事では道幅は現状のままで、両側の歩道を片側に集約する。当初は道路側に出た枝を切って対応する計画だったが、4月の現地調査で大幅に根を切る必要があることが判明。木が弱って倒れ、大事故につながる恐れがあるため伐採を決めた。

 9本は2016年度に市が行った樹木調査で「著しい被害が見られる」「不健全」との判定を受けており、移植も難しい状態という。

 同課の八木田満彦課長は「市民に愛されてきた桜であることは認識しており、切りたくて切るわけではない」と理解を求める。

 市民の感情は複雑だ。看板で伐採を知ったという近所の女性(84)は「毎年春を知らせてくれる桜なのでさみしいが、木にも寿命があるので仕方ない。残った桜を楽しむしかない」とつぶやいた。

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