2017年9月4日 本紙掲載
9月 04

相米慎二監督との思い出を語る河合美智子さん(左)と原日出子さん

 田子町ゆかりの映画監督で町内に眠る、相米慎二さんの功績をしのぶ「第4回相米慎二監督映画祭り」(町主催)が2日、同町のタプコピアンプラザホールで開かれた。1983年公開の映画で3作目の「ションベン・ライダー」に出演した俳優の河合美智子さん(49)と原日出子さん(57)がゲストに招かれ、エネルギーに満ちあふれた相米作品の魅力を語った。

 映画は、河合さんらが演じる中学生3人が、誘拐されたいじめっ子の同級生を救い出そうとし、暴力団の抗争に巻き込まれてしまう物語。

 当時14歳で、デビュー作となった河合さんは「どのシーンも出演者が生き生きとしていて、一つもうそをつかず、その場で生きている」と見どころを紹介。

 先生役の原さんは「役者は芝居を考えるが、監督はそれを壊す。考えたふうに見えると延々とテストをし、最後はむき出しの感情が残った」と振り返った。

 作品では激しいアクションシーンが数々登場する。台本になく、監督が現場で作り上げることも多かったといい、そのほとんどを役者自身が演じた。“被害者”という二人は「命懸けだった」と体当たりで挑んだ撮影を懐かしんだ。

 会場には町内外のファンら約270人が訪れ、トークショーや作品上映を楽しんだ。

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