2017年11月16日 本紙掲載
11月 16

下北縦貫道路「吹越バイパス」の開通式でテープカットをする関係者=15日、六ケ所村尾駮の六ケ所IC

 青森県が整備を進めている下北半島縦貫道路(総延長68キロ)のうち、六ケ所村尾駮と横浜町吹越を結ぶ「吹越バイパス」(5・8キロ)が15日、開通した。新たにできた横浜町側の吹越インターチェンジ(IC)は、並行する国道279号と直結して利便性が向上。野辺地IC―吹越IC間25・3キロが一本でつながり、下北地方の観光や産業の振興のほか、迅速な救急搬送の実現などが期待される。

 吹越バイパスは2008年度に事業化。総事業費は約93億円。県によると、従来の国道を利用する場合に比べ、途中の踏切2カ所で足止めされることもなくなるため、約3分間の時間短縮が可能になるという。

 六ケ所IC近くで行われた開通式には、三村申吾知事や津島淳衆院議員、下北半島振興促進連絡協議会長の宮下宗一郎むつ市長、野坂充横浜町長ら関係者約170人が出席。テープカットの後、パトカーが先導し通り初めが行われた。

 下北縦貫道は現在、吹越バイパス以北の横浜南バイパス(7キロ)と横浜北バイパス(10・4キロ)、10キロの未着手区間を挟んで、むつ南バイパス(8・7キロ)で用地買収や工事が進められている。一方、上北自動車道と接続する7キロの区間は未着手のままとなっている。

 今後の整備について三村知事は取材に対し、「地域にとっての必要性をアピールし、残る区間の整備も着実に進めたい」と強調。宮下市長は「下北縦貫道は命を守り、産業を成長させる道路。早期完成を目指し一丸となって努力していきたい」と述べた。

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