2017年12月1日 本紙掲載
12月 01

カフェレストラン茶居花が導入したキッチンカー=30日、八戸市新井田

 八戸市の社会医療法人松平病院(北條敬理事長)が運営する障害者就労支援事業所「カフェレストラン茶居花(ちゃいはな)」がこのほど、日本財団(東京)の助成を受けて移動販売車(キッチンカー)を導入した。青森県内の障害者支援施設としては珍しい試みで、施設利用者の工賃向上や地元住民との交流拡大を目指す。早ければ12月中にも稼働を開始する予定。

 茶居花では健常者のスタッフ十数人の他、同法人の多機能型サービス事業所「ベル・エポック」(下田中隆哉所長)などを利用する精神、知的障害の当事者約30人が仕込みや調理の補助、接客などに従事し、県内平均を大きく上回る工賃を達成している。飲食業のノウハウを生かし、レストランの外に出向く機会を増やす目的で、昨年から導入を検討してきた。

 トラックを改造した車両のキッチンスペースには、流し台や冷蔵庫に加え、大きな鉄板を敷いた焼き台やフライヤーも設置しており、多様な調理が可能となっている。

 下田中所長は「提供メニューや車両の活用方法について、利用者らのアイデアを尊重したい。イベント出店や市内外での移動販売を通じて、障害者のリハビリや経済的自立、障害への理解浸透にもつなげたい」と意欲を見せた。

 問い合わせはベル・エポック=電話0178(30)1150=へ。

Comments are closed.

本ウェブページ掲載の記事、写真、図表などの無断転載を禁止します。また、著作権はデーリー東北新聞社またはその情報提供者に所属します