2017年12月8日 本紙掲載
12月 08

外国人観光客がガイドに求めることなどについて講演した江本悠滋さん=7日、十和田市

 昨年、国の「国立公園満喫プロジェクト」に選ばれた十和田八幡平国立公園のガイドのスキルアップを図ろうと、環境省は7日、十和田市の十和田ビジターセンターで研修会を開いた。フランスの高山ガイドの国家資格を持ち、国際山岳ガイドとして活躍する江本悠滋さんが、外国人観光客がガイドに求めることなどについて講演した。

 研修会は、外国人の受け入れ体制の強化に向けて開催。同公園は、2020年までに外国人利用者2万1000人(15年・7千人)を目標に掲げ、取り組みを進めている。6日には岩手県で研修会を行った。

 ガイド業に携わる33人が参加した研修会では、江本さんが、フランスや日本で外国人を相手にガイドした経験を紹介した。外国人観光客の特徴について、「長期滞在が多く、日本文化を知りたくてガイドを頼む人が多い」と分析。

 ルートを決めず、天候に応じて一番楽しめるものを提供しているとし、「楽しい旅と、自分だけではできないことへの挑戦を求めてガイドを利用する。日本人ならではの提案をすると満足度が高まる」とアドバイスした。

 十和田湖自然ガイドクラブの中川一樹会長は「コースを決めずに、ガイドの考えで案内する方法は参考になった。素材はたくさんあるのでどう生かすか考えたい」と話した。

 来年1月16日には、実践編としてガイドプログラムのPR方法などを学ぶワークショップを秋田県で行う。

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